メイクセラピーの仕事のやりがいや魅力

病は気からという言葉がありますが、気持ちが後ろ向きだと免疫力が低下して病気にかかりやすくなってしまいます。年を取るごとに気になってくるのが肌の問題です。自分の見た目に興味がない人などいないでしょう。特にシワやシミ、たるみなどが増えてくると鏡を見るたびに気分が憂鬱になり、オシャレを楽しめなくなってしまうこともあります。

メイクセラピーとは化粧療法のことで、外見にコンプレックスなどを持つ人を対象に化粧による心理的、社会的、生理的効果を活用し、メンタルのサポートを行っていきます。外見が良くなれば気分が晴れやかになり、自分に自信を持てるようになるでしょう。積極的に外に出たいを思ったり、誰かと交流を持とうという気持ちになり、介護の分野ではQOLの向上を目指すケアとして注目を集めています。

メイクセラピストは、色彩学や印象分析の理論を駆使し、印象がアップするようなメイクを施していきます。また、自分の力でメイクができるように教えたり、外見にコンプレックスを抱えている人の心理面のケアを行ったりします。メイクセラピストの仕事場は多岐に渡り、医療や福祉業界のみならず、美容業界やブライダル業界など様々な場所で活躍しています。

介護の現場で活躍するメイクセラピストのやりがいは、たくさんの高齢者の笑顔を引き出すことができるということです。メイクを施し、その人の魅力を引き出してあげることで、自分の外見に自信を失っていた人も笑顔になってくれることでしょう。充実した毎日を過ごせるようにサポートすることがメイクセラピストの仕事であり、喜んでいる顔を見れた時にはとても大きなやりがいを感じられるはずです。