メイクセラピーに必要なスキルとは

心理カウンセリングの手法を取り入れたメイクアップの技法を、メイクセラピーと言います。外見を単に綺麗にするだけでなくメンタル的なサポート、すなわち内側へのアプローチも同時に行う技法のことです。

例えば、自分を変えたいと考えている人に対して、カウンセリングを通してその人がなりたいイメージを引き出し、メイクアップを行っていきます。そうすることで、気持ちや行動にポジティブな変化を促すことができるのです。メイクセラピストはセミナーを行ったり、サロンを経営することができるほか、美容業界や医療、福祉業界など様々な現場で活躍することができます。

このメイクセラピーを行うためには、メイク技術のスキルだけでなく、心理学やカウンセリングスキルなども必要になってきます。また、コミュニケーションスキルや色彩関連に対する知識なども求められます。メイクセラピー検定を取得すれば、これらを網羅することができます。一般社団法人メイクセラピストジャパンが行っている検定で、3級から1級、そして特級の4種類あります。特級を取得すれば、プロのメイクセラピストとして活躍できるレベル、そして1級を取得すれば関連業界でメイクセラピーを活用できるレベルとされています。

メイクセラピストは国家資格を必要としている職種ではありませんが、広範囲に渡るスキルが必要になってくるため、プロとして仕事をしていくにはこちらの検定が取得できるレベルが求められるでしょう。